床下にジョウビタキが巣を作っていました。
ジョウビタキという野鳥は元々冬鳥で国内で子育てをすることがありません。10年前に隣の富士見町で確認されたのが最初で少しずつそのような事例が増えている鳥です。
私がブログでジョウ殿と呼んでいるのは、まさにこの鳥です。
5月10日、朝。
ヒナが孵っていました。6羽確認。ピヨピヨ泣いて可愛いです。でも気になることが、、巣作り段階から野良猫が来ていたのです。親鳥も私も追い払っていたのですがダメでした。
夕方、旦那が帰宅すると猫がおり追い払っても戻ってくるの状態。私が写真を撮った時点では2羽のヒナがスース―寝ている様子のみ確認できました。巣の形は朝と大きく変わっています。
猫の嫌いなものを調べて11日早朝、置くつもりで準備、とりあえず家にあるもので。11日は仕事が休み、12日は野鳥の会の友人ご夫婦が見に来ると聞いていたのでそれで何とかしようと考えました。
11日、5時半。
ヒナは見当たりませんでした。
今回、巣作りをした場所はこんな感じ。
私は猫を飼ったことがないので、猫の生態を知りません。どのぐらいジャンプできるのかとかどんなところに登れるのかなどわからずジョウビタキには本当に可哀そうなことをしました。
悲しくてベッドへUターン。
9時前に起きだして外へ。いつも聞こえるジョウビタキの声が全く聞こえず涙が溢れました。自然界の出来事、こうやって自然は回っている、わかっていても辛い。
ベランダの巣箱からはシジュウカラのヒナたちの元気な声が聞こえ、木々の間からオオルリの唄う声が響いてきますが悲しみは尽きない。
空を見上げ、ごめんねと言った時、目の前の木にジョウビタキのオスとメスが飛んできました。尾を上下に振りながら、いつもと同じようにこっちを見たりしながら、でも鳴かない。そして2羽で飛び去りました。
別な場所で巣作りからやり直し、新たな命が誕生し無事に育つことを願いつつ子どもたちと一緒に遊びに来る日を楽しみに待っているね。いつまでもいつまでも。